コンプライアンス・アドバイザーの休日

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zoom RSS 遠い国から帰ってきた友人

<<   作成日時 : 2016/12/31 15:52   >>

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2016年12月31日
 
コンプライアンス・アドバイザリー・パートナー 岡本展幸

 しばらくぶりに遠い異国に住む友人にメールを出してみた。彼とは30年来の友人だ。距離的には離れてはいたが、いつも心のどこかにいた。
 
私は、以前、ドイツで9年ほど過ごしたことがあり、彼とはデユッセルドルフで知り合い今日に至っている。

 K.U.という日本人の彼は、日本の大学でグライダー部のキャプテンを務め、大学を卒業した後、一時、日本の会社にも務めていた。しかし、グライダーの夢を捨てきれず本格的にグライダーをやりたいという希望を持ち、その夢を実現するためにドイツに渡ったのである。K.U.は、グライダーにかかる費用及び生活の糧を得るために私が当時、勤務していたデユッセルドルフにあった日本企業の現地法人に入社してきた。

 K.U.とは職場でのことよりも会社を終えた後に、一緒に通った現地のKarate Schule(カラテ・シューレ、空手道場)でのことや仕事を終えたあとAlt Stadt(アルト・シュタット、旧市街)に一緒に繰り出して、Alt Beer(アルト・ビア、デユッセルドルフの地酒)やドイツ・ワインを飲みながら遊び歩いたことのほうが思い出深い。

デユッセルドルフで3回目のクリスマスを迎えてからしばらくしたある日、私に日本への帰国辞令が本社から届いた。私は仕方なく帰国したが、その後もK.U.はドイツに残り同じ会社にしばらく勤務していた。

 数年後、彼はその会社を辞め、自らドイツで会社を立ち上げドイツでの仕事も軌道に乗せ、再び、ドイツでグライダーを本格的に再開したようだった。しばらく、詳しい消息が途絶えた時期もあったが、クリスマス・カードだけは、お互い送り合っていた。

 今から9年ほど前には、操縦していたグライダーが空中分解し、重症を負う事故にも遭遇した彼だったが、そんな困難も乗り越え、2010年12月には、グライダーの飛行距離で彼自身5度目となる日本記録を更新した。その新記録は、アフリカのナビア共和国で樹立し、日本航空協会が日本記録に認定した。

 そんなK.U.ともしばらく会う機会がないまま、時間だけが流れていった。彼は、暮れになるとヨーロッパのどこかの空をグライダーで飛ぶのが恒例と知っていた。先日、メールで年末年始の挨拶を送信した。てっきりアフリカのナミビアあたりでグライダーにでも乗っているかと思っていたのだが、K.U.からすぐに返信が届いた。着信したメールを開き内容を読み始めると彼は、なんと半年前に日本へ帰国していたことが分かった。驚きと多少の興奮の中メールを読み進めると、実家のある地方都市に落ち着き、日本でのグライダーの振興を進めるための組織を立ち上げ、その準備に奔走しているとのことであった。K.U.のそんな夢は以前から聞いていたので、全く違和感はなかった。むしろ確実に自分の夢に向かって第二の人生を日本で始めたのだと感じた。

 今年の最後の今日、K.U.と何年かぶりに電話で話をした。
遠い国から一人の懐かしい友人が36年ぶりに日本へ帰ってきてくれた!来年は必ず再会できるはずだ!会ったら最初に何と言おう?それともドイツ人らしくハグでもしようか?(了)

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